MIND TRAIL 奥大和 心の中の美術館 吉野エリア
色眼鏡でみる風景・中崎透




この芸術祭のほとんどの工程を終えて元の参道に戻ってきてすぐ、参道沿いのお土産屋兼食堂に入りました。
ほんと、最高に過酷な芸術祭だったな。
作品の場所を探すのも大変だったけど、終わってみると、吉野の自然を満喫できて、今までに味わったことのない芸術祭に参加できて、楽しかったです。次の天川村・曽爾村エリアも、スケジュールを調整して行ってみようと決心したのでした。
印象に残った作品

なかなか見つけにくい場所にあった作品です。
出来る限り予備知識なしで作品を見たいので想像以上の作品が観れると嬉しくなります。いろんな角度からアイデアに富んだ楽しい作品でした。


私のお気に入り作品

相当山歩きに疲れていたのですが、赤い屋根の建物の下で生活することを想像してしばらくそこにいました。作品の動画も見ながら鑑賞するのが、MIND TRAILの特徴ですね!





それにしても、この芸術祭は相当気合を入れないと完走することが厳しく、地図も簡略図のため展示してある作品を見つけるのが難しいものでした。
総距離8km・所要時間5時間と記載されていた通りでした。私みたいに簡略図を見て、そして作品数を見て、2〜3時間でいけるだろうとたかを括っているとエライ目にあいます。本気の「MIND TRAIL」、未だかつてない芸術祭でした。
スタート時点で一番楽しみにしていた中崎透さんの作品を見つけることができず、不安な気持ちで歩いていると参道沿いにY10松田大児さんの「海Gallery」を見つけることができました。下千本駐車場に来てみても、特に芸術祭関連の事務所があるわけでなく、案内もなかったので、もしかして芸術祭はやっていないのではないかと疑っていたところだったので、ホッとひと安心です。
間違ってなかったことを確認できたので、頑張ろうと気合を入れ直しましたが、次の花矢倉展望台までの距離が長く上り坂が続き、そして、吉野水分神社へは、「MIND TRAIL」はこちらと案内が各所にあったため、その通りに行こうとするのですが、先が見えない地獄の急階段が続いているのです。すでにこの時点では、周りに人がいないのでコロナ対策用のマスクも投げ捨て(いやポケットにねじ込んで)、酸素吸入を優先しないと倒れる寸前でした。何度か途中棄権も考えましたが、せっかく来たのだからと、自分に言い聞かせていました。
花矢倉展望台に到着して自動販売機がなかったなら、たぶんそのまま終了していたと思います。少し落ち着きを取り戻して吉野分水神社を目指します。
この芸術祭の最高到達地点は吉野分水神社です。やっとのことで来れたという達成感は半端ないです。その吉野水分神社で心を癒され、写真もたくさん撮って、次の目標に向けて出発します。出発してすぐ、「MIND TRAIL」はこちらへというおっさんには過酷な小さな目印が、また嫌な方向を指していましたが、この時には、もう最後まで行くぞと決めていましたので、なんの迷いもなく、いやほんと迷い込むぐらいの心境でその方向を進むのでした。
そして、今度は鉄壁の下り坂が続きます。
登りで体力消耗した体に、今度は下りで膝ガクガクです。下りは実質足にきます。ただここでも、なんとか持ち堪えられたのは、たまに、登りの登山の人とすれ違うのですが、明らかに、私よりも何十才も年上の人たちが、辛そうでしたが頑張っている姿を見て、この人たちには負けられないという、無邪気な意地があったからにほかなりません。
風通しのいい座敷に上げてもらい、ノンアルビールと朝から決めていたカレーライスを注文して待っている間、優しい風と幸せな時間が流れていました。そしてホッと一息つきました。
最高のカレーライスでした。
さあ、朝見つけることが出来なかった2〜3作品を見て帰りましょうと、居心地のいいお店を後にしました。




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